水力発電の問題点

友人の所有する長野県大町市の山荘を起点に、初秋の信州の山里をめぐってきました。そこで尋ねた「七倉ダム」は、ロックフィル・ダム―中心を粘土質の土で築き、外側を川原の大きな石で包んだダム―です。コンクリートではなく、土と石で造ったダムに貯めた水で発電するのですから、「環境に大変やさしい!」はずです。

        『どんぐりをポキポキふんで山の径』・・・一九

f:id:yujijiyu:20171002085205j:plainf:id:yujijiyu:20171002085241j:plain

乗用車乗り入れ禁止の七倉ダムの奥へタクシー(片道2200円)で行くと、自然の風景の中に、都会の工事現場のようなダンプカーの列がありました。

重機で石と砂利を積み、次から次へと山道を下り、荷台を空にして又、昇ってきます。私が行った9月25日は、35台のダンプカーが動員されていました。

f:id:yujijiyu:20171002090302j:plain

日祭日以外の毎日この作業を繰り返さないと、ダムが、山から流れ込む石で水を貯める機能を失ってしまうそうです。

原子力発電は基本的には「NO!」ですが、私たちの知らない「物事の裏」は、あるのですね!

                  2017,9,25 ゆうじ